2008年05月09日

うしかい座

 うしかい座は春から初夏にかけて見られる、かなり大きな星座です。 星座の形は長細い五角形をしていて、その五角形が胴体で、両手を振り上げ犬を連れている巨人の姿が星図に描かれています。うしかい座は、牛飼いという名前ですが、古来から、猟犬(りょうけん座 )をひきつれて熊(おおぐま座 )を追っていく男の姿が描かれていました。

 ただし、誰の姿を描いた物かという神話は、はっきりしていません。ある伝説によれば、兄弟によって財産を奪われて追放され、世界中をさまよった男だともいいますし、おおぐま座を追う牛飼いだとされるがやはり由来ははっきりしていません。日本では、牧夫座(ぼくふざ、まきおざ)と呼ばれた時代がありました。

 うしかい座の目印は、何といってもオレンジ色をした1等星のアークトゥルスです。この星は実視等級-0.05等の赤色巨星で、全天で4番めに明るい星です。1等星といいながら本当は0等星ですから、他の1等星と比べても明るくてよく目につきます。アークトゥルスは春の大曲線から見つけることができます。この星は、おとめ座スピカ(α Virginis)、しし座のデネボラ(β Leonis)とともに、春の大三角形を形成します。

 アークトゥルスはギリシャ語では熊の番人という意味です。この意味からも、うしかい座は、おおぐま座の番人といわれる由来があるのでしょうね。ちなみに日本では麦刈りが始まる頃の夕暮れ時に天高く輝くので、麦星と呼ばれています。このアークトゥルスとおとめ座の1等星スピカは春の夫婦星とも呼ばれます。
posted by マネージャー at 00:57| 星座の話(春) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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