2008年05月10日

乙女座

乙女座 おとめ座

 おとめ座は農業の女神デメテルの姿で、デメテルにはペルセポネという一人娘がいました。しかしペルセポネが、死の国の王ハデスにさらわれてしまいました。娘を失ったデメテルは悲しみ、世界中の家畜は死に、草花は枯れ、作物は実らなくなってしまいました。

 これを知った大神ゼウスはハデスに使いを送り、ペルセポネを返すようにと説得しました。ハデスはこれを承諾しましたが、ペルセポネに4つのザクロの実を食べさせてしまったのです。地上へ帰ったペルセポネでしたが、ザクロの実を4つ食べたために、1年のうち4か月は死の国へ戻らなくてはならない身となっていました。この間、地上には冬が訪れるといいます。

 明るい1等星スピカは、春の夜に青白く輝く1等星。

 スピカとは「とがったもの」という意味で、女神が持った麦の穂先で輝いています。スパイクシューズのスパイクと同じ語源です。

 スピカは太陽のような1個の星ではありません。高性能な望遠鏡で見ると、明るいスピカから148秒離れて12等の暗い星が見えるそうです(実視連星)。次にスピカの光を分光器で詳しく調べると、4つの星からできていることがわかっているそうです(分光連星)。


 スピカを見つける簡単な方法は、北斗七星の取っ手の部分からうしかい座のアルクトゥルス(視等級0)までの長さを同じ分だけ伸ばした所にあります。この曲線を春の大曲線といいます。また、スピカはしし座のデネボラ、うしかい座のアークトゥルスとともに春の大三角形を形作っています。

 おとめ座の女神が持つ稲穂の先の位置にあり、スピカの名称もラテン語の穂先に由来する。その美しさから、日本では「真珠星」といわれてきました。うしかい座のアルクトゥールスとカップルとみて「春の夫婦星」とも呼ばれていました。中国では「角」と呼ばれています。スパイクとスピカは、同じ語源という説もあります。



posted by マネージャー at 21:51| 星座の話(春) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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