星の明るさ
星の明るさにランクがあります。1等星・2等星と呼ばれているものです。これは「光度」とか「等級」と呼ばれるもので、肉眼で見える中でいちばん微かな光なのが6等星で、その100倍の明るさを持つのが1等星です。その間を明るさの順に、2等星、3等星、4等星、5等星としました。逆に6等星よりも暗い星は、7等星、8等星と、数字が大きくなっていきます。1等級違いますと、明るさは約2.5倍違います。
シリウスは−1.5等星、金星は−4等星、満月は−12等星、太陽はなんと−27等星となります。肉眼で見える一番くらい星は6等星といいましたが、それは非常に条件がいい空でのことです。
19世紀の天文学者ポグソンは、定量的に測定した場合、1等星と6等星は明るさの差がおよそ100倍であるという結果から、等級が5等級変化するごとに明るさが100倍になる、すなわち1等級が1001/5 ≒ 2.512倍に相当すると定義しました。現代でも等級にはこの定義が用いられています。
これにより、それまで整数でしか表されなかった等級が1.2等星や3.5等星などと小数を使って表せることになりました。また、等級の値に0や負の数も取ることができるようになりました。全天で太陽の次に明るい恒星シリウスは-1.5等級です。
また、ポグソンの元々の定義では等級の基準値として北極星を2.0等と定義していましたが、その後北極星が変光星であることが明らかになったため、こと座のベガを0等と定めました。現在では、定められた色フィルターで複数の基準星を撮影して得られた光度を基準にして等級を決定しています。
2008年05月11日
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